暑い日に最高!爽快モヒートの基本&アレンジレシピ10選
日本の夏は、高温多湿で時に過酷です。そんな暑い日には、体の芯からクールダウンできる、とびきり爽やかなドリンクが欠かせません。数あるドリンクの中でも、世界中で愛され、夏の定番ともいえるのが「モヒート」です。ミントの清涼感、ライムの酸味、そして炭酸のシュワシュワ感が見事に調和したモヒートは、まさに暑さを忘れさせてくれる魔法の一杯。この記事では、そんなモヒートの魅力から、基本の作り方、さらには自宅で簡単に楽しめる様々なアレンジレシピまで、暑い日に飲みたい!爽快モヒートとアレンジレシピを徹底的にご紹介します。
今年の夏は、ぜひ自分好みのモヒートを見つけて、最高のクールダウン体験をしてください。
モヒートとは?その魅力に迫る
モヒート(Mojito)は、ラムをベースに、ミントの葉、砂糖、ライムジュース、ソーダ水を加えて作るキューバ発祥のカクテルです。その歴史は古く、16世紀にさかのぼるとも言われています。キューバの暑い気候の中で、人々が涼を得るために生まれた知恵の結晶と言えるでしょう。
モヒートの最大の魅力は、その圧倒的な清涼感です。ミントに含まれるメントールが口の中でスーッとした清涼感を与え、ライムのフレッシュな酸味が味覚を刺激します。そこに砂糖の甘みが加わることで、酸味とミントの爽快感がより一層引き立ちます。そして、弾ける炭酸が喉越しを爽やかにし、暑さで火照った体を内側から冷やしてくれます。
アルコールを含むクラシックなモヒートはもちろん美味しいですが、近年ではノンアルコールの「モヒート風ドリンク」も人気です。これは、ラムを使わない代わりに、ミント、ライム、砂糖、ソーダ水(またはジンジャーエールなど)で作るもので、誰でも気軽に楽しめるデトックスドリンクとしても注目されています。清涼感がありながらも、ミントやライムの自然な風味を活かしているため、健康的なライフスタイルを意識する方にもおすすめです。
モヒートの歴史やルーツについてもっと詳しく知りたい方は、Wikipediaのモヒートに関するページも参照してみてください。
基本のクラシック・モヒートの作り方
まずは、全てのモヒートの基礎となるクラシック・モヒートの作り方をご紹介します。シンプルな材料で、驚くほど美味しい一杯が作れます。大切なのは、それぞれの材料の風味を最大限に引き出すことです。
材料(1杯分)
- ホワイトラム: 45ml
- ミントの葉: 10〜15枚
- ライム: 1/2個(またはライムジュース 15〜20ml)
- 砂糖(グラニュー糖がおすすめ): ティースプーン2杯(甘さはお好みで調整)
- ソーダ水: 適量(グラスを満たす程度)
- クラッシュアイス: グラスいっぱい
作り方
- タンブラーグラスにミントの葉と砂糖を入れます。
- ライムをくし形にカットし、グラスに絞り入れ、絞ったライムもグラスに入れます。
- ミントの葉とライム、砂糖をバースプーンやすりこぎ棒などで優しく潰します(マドルする)。ミントの香りが立つように、ただし葉が破片になるほど潰しすぎないのがポイントです。ライムの皮の苦味が出すぎないように注意しましょう。
- グラスにクラッシュアイスをたっぷり入れます。
- ホワイトラムを注ぎ入れます。
- ソーダ水をゆっくりと注ぎ入れ、バースプーンで底から軽く混ぜ合わせます(混ぜすぎると炭酸が抜けてしまうので注意)。
- ミントの枝やライムのスライス(飾り用)を添えれば完成です。

この基本レシピをマスターすれば、様々アレンジへの応用も簡単です。ミントの爽やかな香りは、まるで高品質なハーブティーを飲んでいるかのような癒し効果も期待できます。ライムのビタミンCも嬉しいポイントですね。
ノンアルコール・モヒート(モヒート風)の作り方
お酒が苦手な方や、日中でも気軽に楽しみたいという方のために、ノンアルコール・モヒートの作り方もご紹介します。ラムを使わないだけで、清涼感はそのまま。こちらも暑い日に飲みたい!爽快モヒートとアレンジレシピの素晴らしい選択肢です。
材料(1杯分)
- ミントの葉: 10〜15枚
- ライム: 1/2個(またはライムジュース 15〜20ml)
- 砂糖: ティースプーン2杯(甘さはお好みで調整)
- ソーダ水: 適量
- クラッシュアイス: グラスいっぱい
作り方
- タンブラーグラスにミントの葉と砂糖を入れます。
- ライムをくし形にカットし、グラスに絞り入れ、絞ったライムもグラスに入れます。
- ミントの葉とライム、砂糖を優しくマドルします。
- グラスにクラッシュアイスをたっぷり入れます。
- ソーダ水をゆっくりと注ぎ入れ、バースプーンで底から軽く混ぜ合わせます。
- ミントの枝やライムのスライスを飾り完成です。
ノンアルコールでも十分に満足感のある一杯になります。水分補給にもなり、デトックスドリンクのようにすっきりとした飲み心地です。特に暑い夏の午後や、スポーツの後にもおすすめです。
暑い日に試したい!爽快モヒートアレンジレシピ10選
基本のモヒートがマスターできたら、次は様々なアレンジに挑戦してみましょう。旬のフルーツやハーブを加えたり、甘みを変えてみたりするだけで、無限のバリエーションが生まれます。ここでは、特におすすめの暑い日に飲みたい!爽快モヒートとアレンジレシピを10種類ご紹介します。
1. ストロベリーモヒート
イチゴの甘酸っぱさが加わった、見た目も華やかなモヒートです。ミントとの相性も抜群。
- 基本の材料に加えて:フレッシュイチゴ 3〜5個
- 作り方:基本のモヒートと同様にグラスにミントと砂糖を入れ、イチゴも加えて一緒にマドルします。ラム、アイス、ソーダ水を加えて完成。
2. ラズベリーモヒート
ラズベリーのキュンとした酸味と香りが、モヒートに深みを与えます。鮮やかな色合いも魅力。
- 基本の材料に加えて:フレッシュラズベリー 5〜7個
- 作り方:イチゴモヒートと同様に、ミント、砂糖と一緒にラズベリーをマドルします。
3. パッションフルーツモヒート
トロピカルなパッションフルーツの風味が、夏気分を一層盛り上げます。種のプチプチした食感も楽しめます。
- 基本の材料に加えて:パッションフルーツ 1個(中身をスプーンで取り出す)
- 作り方:ミント、砂糖、ライムをマドルした後、パッションフルーツの中身を加えます。ラム、アイス、ソーダ水を加えて混ぜます。
4. マンゴーモヒート
甘くとろけるマンゴーを使った、デザート感覚で楽しめるモヒートです。熟したマンゴーを使うのがポイント。
- 基本の材料に加えて:完熟マンゴー果肉 50g程度
- 作り方:ミント、砂糖、ライムをマドルした後、マンゴーの果肉を加えます。軽く潰しながら混ぜ、ラム、アイス、ソーダ水を加えます。

5. グレープフルーツモヒート
グレープフルーツの爽やかな苦味と酸味が、ミントの清涼感と素晴らしいハーモニーを奏でます。大人のモヒート。
- 基本の材料に加えて:フレッシュグレープフルーツジュース 30ml
- 作り方:基本のモヒートと同様に作り、ソーダ水の代わりに一部または全部をグレープフルーツジュースにするか、ソーダ水と一緒に加えます。
6. バジルモヒート
意外な組み合わせかもしれませんが、バジルのスパイシーな香りはミントとよく合います。よりハーバルで複雑な味わいに。
- 基本の材料に加えて:バジルの葉 5〜7枚
- 作り方:ミントの葉と一緒にバジルの葉も加えてマドルします。
ミントだけでなく、様々なハーブティーに使われるハーブは、モヒートアレンジの可能性を広げてくれます。例えば、ローズマリーやタイムなども少量加えると面白い風味が生まれます。
7. ジンジャーモヒート
すりおろし生姜やジンジャーシロップを加えた、体が温まる(でも飲めば涼しい)スパイシーなモヒート。ノンアルコールならデトックスドリンクとしても優秀です。
- 基本の材料に加えて:すりおろし生姜 少々 または ジンジャーシロップ 10〜15ml
- 作り方:ミント、砂糖、ライムと一緒にすりおろし生姜をマドルするか、ジンジャーシロップを加えます。
8. ココナッツモヒート
ソーダ水の代わりにココナッツウォーターやココナッツミルクを使った、クリーミーで南国気分のモヒート。ラムの種類をホワイトラムからココナッツラムに変えても美味しいです。
- 基本の材料に加えて:ココナッツウォーター または ココナッツミルク 適量
- 作り方:基本のモヒートと同様に作り、ソーダ水の代わりにココナッツウォーターやココナッツミルクを加えます。

9. ハニーモヒート
砂糖の代わりにハチミツを使った、優しい甘みのモヒート。ハチミツの風味も加わり、奥行きのある味わいになります。
- 基本の材料に加えて:ハチミツ ティースプーン2杯程度(溶けやすい液体状のものがおすすめ)
- 作り方:グラスにミント、ライム、ハチミツを入れてマドルします。必要に応じて少量のぬるま湯でハチミツを溶かしてから加えても良いでしょう。
10. フローズンモヒート
ミキサーで作る、シャーベットのような冷たいフローズンモヒート。暑さを吹き飛ばすにはこれが一番かもしれません。
- 基本の材料に加えて:多めのクラッシュアイス(またはキューブアイスを砕いたもの)
- 作り方:基本のモヒートの材料(ミント、ライム、砂糖、ラム、ソーダ水少量)とたっぷりのクラッシュアイスを全てミキサーに入れます。なめらかになるまで撹拌し、グラスに注ぎます。

これらのアレンジはあくまで一例です。旬のフルーツや好きなハーブ(例えば、パクチー、ローズ)、キュウリなどを加えて、自分だけのオリジナルモヒートを作るのも楽しいでしょう。健康的なライフスタイルの一環として、使用する材料にこだわるのも良いですね。例えば、オーガニックのミントや無農薬ライムを選んでみるのもおすすめです。
美味しいモヒートを作るためのコツ
シンプルだからこそ、ちょっとしたコツで美味しさがぐっと変わります。最高のモヒートを作るために、以下の点に気をつけてみましょう。
良質な材料を選ぶ
- ミント: フレッシュで香りの良いミントを選びましょう。スペアミントが一般的ですが、他の品種でも楽しめます。葉がしおれていない、ピンとしたものを選びましょう。
- ライム: 果汁が豊富で皮が綺麗なものを選びます。絞る前に軽く転がすと果汁が出やすくなります。
- ラム: クラシックにはホワイトラムが使われますが、ゴールドラムやダークラムを使うと深みのある味わいになります。お好みで試してみてください。ノンアルコールの場合は不要です。
- 砂糖: グラニュー糖が溶けやすく、風味も邪魔しないのでおすすめです。きび砂糖やブラウンシュガーを使うとコクが出ます。液体シュガーを使うとより溶けやすいですが、風味は変わります。
- ソーダ水: 無糖の炭酸水を選びます。強炭酸水を使うとより爽快感が増します。
マドル(潰す)は優しく
ミントの香りを引き出すためにマドルしますが、葉を完全にすり潰したり、破片にしてしまったりすると、青臭さや苦味が出てしまいます。ライムの皮も同様に、強く潰しすぎると苦味が出やすいです。優しく、香りがふわりと立つ程度に潰すのがコツです。
アイスはたっぷりと
モヒートはキンキンに冷えているのが美味しいドリンクです。グラスいっぱいにクラッシュアイスを詰めましょう。アイスが溶け出すことで、味のバランスも良くなります。
混ぜすぎない
ソーダ水を加えた後は、バースプーンで底から数回軽く混ぜる程度で十分です。混ぜすぎると炭酸が抜けてしまい、爽快感が失われます。

モヒートをもっと楽しむアイデア
モヒートはドリンクとして楽しむだけでなく、様々なシーンで活躍します。
- パーティーで: ピッチャーで大量に作っておけば、大人数での集まりでも簡単に提供できます。基本のモヒートミックスを作り置きしておき、飲む直前にソーダを注ぐのも良いでしょう。
- 食事と一緒に: スパイシーなエスニック料理や、BBQなど、夏のパワフルな料理とモヒートは相性抜群です。
- リラックスタイムに: 一日の終わりに、クールなモヒートを片手にゆったりと過ごすのは至福の時間。ノンアルコールバージョンなら、健康的なライフスタイルを維持しつつ、リフレッシュできます。ミントの香りはアロマ効果も期待できるため、まさにハーブティーのように心身を落ち着かせてくれるかもしれません。
- ギフトとして: 手作りのモヒートキット(ミントの枝、ライム、砂糖、レシピカード)をプレゼントするのもおしゃれです。
モヒートは、単なる飲み物以上の体験を提供してくれます。作る過程も楽しく、飲むことでリフレッシュできる。まさに夏を最大限に楽しむためのツールと言えるでしょう。
ミントの様々な利用法について興味がある方は、Wikipediaのミントに関するページも参考にしてください。ミントの多様な魅力に気づかされるはずです。
まとめ
暑い日に飲みたい!爽快モヒートとアレンジレシピをご紹介しました。クラシックな基本レシピから、旬のフルーツや香りの良いハーブを使った様々なアレンジまで、モヒートの世界は驚くほど多彩です。
ミント、ライム、砂糖、そして炭酸が織りなす清涼感は、夏の暑さを忘れさせてくれる最高の癒しです。アルコール入りの本格的な味わいを楽しむもよし、ノンアルコールのデトックスドリンクとして、健康的なライフスタイルの一部に取り入れるもよし。どちらのスタイルでも、モヒートはその爽快さで私たちをリフレッシュさせてくれます。
今年の夏は、ぜひこの記事を参考に、ご自宅でモヒート作りに挑戦してみてください。自分だけのお気に入りの一杯を見つけ、日本の暑い夏を涼しく、そして楽しく乗り切りましょう!フレッシュなハーブティーを淹れるように、丁寧にミントを扱い、心と体をリフレッシュする一杯を創造してください。